9/3~10/30★女装メイク講座あり『装いの力-異性装の日本史』開催【松濤美術館】

渋谷区立松涛美術館にて、「装いの力-異性装の日本史」開催中です。会期は前期・後期の入れ替え制。何度行っても楽しめる展示となってます♪

展覧会概要

日本には、ヤマトタケルをはじめとした異性装をしたエピソードの伝わる神話・歴史上の人物たちが存在するほか、異性装の人物が登場する物語や、能・歌舞伎といった異性装の風俗・趣向を反映した芸能も古くから数多くあります。古代から近世を経て、西洋文化・思想の大きな影響下にあった近代日本社会では、一時期、異性装者を罰則の対象とする条例ができるなど変化がおとずれますが、それでも現代まで異性装が消えることはありませんでした。

本展では、絵画、衣裳、写真、映像、漫画など、さまざまな作品を通して各時代の異性装の様
相を通覧し、性の越境を可能とする「装いの力」について考察します。

左:⑧落合芳幾(画)《東京日々新聞 969号 》 明治8(1875)年 3月
東京都江戸東京博物館 【前期展示】
右:⑨昇斎一景《東京名所三十六戯撰 隅田川白ひげ辺》 明治5
(1872)年 東京都江戸東京博物館 【前期展示】

特に現代では森村泰昌の作品やダムタイプのパフォーマンス記録映像の展示のほか、1989年12月に始まったドラァグ・クイーンによるエンターテインメントダンスパーティー“DIAMONDS ARE FOREVER”メンバーによる、本展のためのスペシャルなインスタレーションが展開されます。

左:⑪森村泰昌《光るセルフポートレイト(女優)/白いマリリン》 1996年
作家蔵(豊田市美術館寄託)
右:⑫シモーヌ深雪&D.K.ウラヂ《DIAMONDS ARE FOREVER ROYAL
WIG》 2018年 DIAMONDS ARE FOREVER

会期中さまざまなイベントあり♪

記念講演会「写真でたどる女装と男装の近・現代史」

9月10日(土)午後2時~(約1時間30分)地下2階ホール
講師:三橋順子氏(社会・文化史研究者)
※無料(要入館料) *定員40名(要事前申込、先着順)

スペシャル・トークセッション

「Drag Queen in Japan ~異性を装うとは何か? ジェンダーとセクシュアリティの見地から~」
10月9日(日)午後5時~(約1時間30分)地下2階ホール
シモーヌ深雪氏×ブブ・ド・ラ・マドレーヌ氏×三橋順子氏(司会)
※無料(要入館料) *定員40名(要事前申込、先着順)
※本イベント終了後に展覧会をご覧いただくことはできません。予めご了承ください。

パフォーマンス記録映像 ダムタイプ《S/N》 特別上映

9月17日(土)①午前10時30分~午後12時30分の回 ②午後2時~午後4時の回 地下2階ホール
オペレーター:山中透氏(作曲家、プロデューサー、DJ)
※無料(要入館料) *定員40名(要事前申込、先着順)

ワークショップ「女装メイク講座」

プロのメイクアーティストによる女装メイク講座!初級者コースとテクニカルコースのいずれかをお選びください。

①初級者コース(メイク初心者向けにベースメイクからお教えします)
9月25日(日)午後12時30分~2時30分
②テクニカルコース(メイク中級者向けコース。二重にするには?つけまつげの付け方は?など様々な疑問にもお答えします)
9月25日(日)午後3時30分~5時30分 いずれも地下2階ホール
講師:美寿羽 楓氏(女装専門フォトスタジオ アルテミス 代表)
※無料(要入館料)
※定員各回15名(要事前申込、先着順)
※各コースとも、それぞれ使用するコスメや道具をお持ちいただきます。詳細は当館ホームページをご覧ください。

特別講座「日本における異性装-展覧会開催にあたって」

10月1日(土)午後2時~(約60分)地下2階ホール
講師:西美弥子(本展担当学芸員)
※無料(要入館料)
※定員40名(要事前申込、先着順)

学芸員によるギャラリートーク

9月23日(金・祝)、10月8日(土)、16日(日) 各日午後2時~(約40分)
※無料(要入館料)
※事前申し込みの必要はありません(要入館予約)

イベント申し込みについて

イベントの事前申し込みは往復はがき、または当館ホームページの日時指定予約サイトにて承ります。(1通または1回のお申込みにつき1名のみ申込可)

【往復はがき】
〒・住所・氏名・日中連絡のつく電話番号、参加希望のイベント名(「講演会」「トークセッション」「特別上映」「メイク講座」「特別講座」)をご記入の上、松濤美術館各イベント係まで。
※「特別上映」および「メイク講座」は参加希望時間帯もご記入ください。

【予約サイト】
当館ホームページの日時指定予約サイトのカレンダーから、各イベントを選んでお申込みください。各イベントの20日前 24時から受付開始します。
※迷惑メール等の受信制限をされている方は、事前に予約完了メール「@airrev.net」と当館からのメール「@shoto-museum.jp」が受信できるようにドメイン設定をお願いします。

概要

日程2022年9月3日~10月30日 ※会期中、一部展示替えあり
開館時間 10:00~18:00 (毎週金曜日は20:00まで)
※入館は閉館時間の30分前まで。
※本展会期中、毎週金曜日の館内建築ツアーは中止いたします。
※休館日 月曜日(ただし、9/19及び10/10は開館)、9/20、10/11
参加費一般1,000円(800円)
大学生800円(640円)
高校生・60歳以上500円(400円)、
小中学生100円 (80円)
※リピーター割引:観覧日翌日以降の本展期間中、有料の入館券の半券と引き換えに、通常料金から2割引きでご入館できます。
※( )内は渋谷区民の入館料
※土・日曜日・祝休日は小中学生無料
※毎週金曜日は渋谷区民無料
※障がい者及び付添の方1名は無料
会場渋谷区立松濤美術館
〒150-0046 東京都渋谷区松濤2-14-14