うどん×プロレス★マニアックなフェチに刺さる新刊2冊 #フェチフェス20 【C-ROCK WORK/鈴木真吾】

気になるフェチフェスブース紹介第4弾！

「C-ROCK WORK」さんをご紹介します。まず、目に留まったのがうどん×プロレスの写真集。この何の接点もない2つが交わう作品にとても興味津々！最後にうどんをおいしくいただいたのかも気になります笑

もう1つのセーラー服の作品も素敵。セーラー服、スク水、ルーズソックスと、原点回帰のような性癖にぐっと刺さる内容となってます。

この新刊2作品について、鈴木真吾さんに思いのたけを伺ったので、ぜひご一読くださいませ～！

UDON IMPACT -みけまめ写真集 feat. 松本藍佳 –

企画者のみけまめさんと知り合った2020年頃、「怪奇!!　納豆攻め」というような内容で、ホラーマンガ的なイメージの作撮りをやりたいという話が出ました。

※余談ですが、鈴木は過去に、サークルぷるたんぐ制作の『ごはん責め』1＆2に撮影担当として参加しておりました。
※ぷるたんぐ（twitter：@purtang_tokyo／HP： https://purtang.wixsite.com/purtang）

とはいえ、中々に内容の詰めも進まず、みけまめさんをブースにお迎えしての参加となる2020年1月のフェチフェスの日程も迫り、ベーシックなグラビアを装って、顔面包帯ポートレートなども収録したフォトブックを2020年1月のフェチフェスで頒布しました。

その後、フェチフェス合わせの新作を検討する中でみけまめさんから提案されたテーマが「うどんプロレス」でした……。

今回の『UDON IMPACT』はフォトブックサービスを利用したものではなく、デザインや本文レイアウトも鈴木が担当するという、鈴木の主宰サークルC-ROCK WORKの普段の制作スタイルで、同人誌に近い体裁です。

フォトブックサービスを使用した写真集と印刷所を介した同人誌的な写真集の違いについては、いずれ機会があればご紹介できればと思います。

さて、今回の内容はというと……撮影の少し前に四国に旅行していたみけまめさんが、香川で仕入れてきた本場モンの粉「さぬきの夢」を使ったうどん生地とのプロレスをコンセプトに、ストンピング、ツープラトン、凶器攻撃、マスク剥がし等々、一定層のフェチに刺さりそうな内容が盛りだくさんです。

より簡潔に説明するなら、肌色的な「えちえち」は殆どなく、うどん生地とのプロレスという不可解なテーマをモデル・カメラマンが創意工夫しながらどうにか形にした絵の数々に潜む「ふぇちぃ」イメージを読者の方々に見出していただき、ニヤニヤして楽しんでいただくような趣の作品です。

写真の多くは女性上位的なイメージが強いので、『家畜人ヤプー』や『ある夢想家の手帖から』で知られる沼正三の造語である「微視的マゾヒズム」（さまざまな図像のもつイメージをずらすように深読みし、女性上位 / マゾヒスティックなイメージとして鑑賞対象を再構築する読み解き方）という観点を意識しながら収録された絵を凝視すると、色々と楽しめると思います。