第167回直木賞を受賞した窪美澄さんのおすすめ作品『ふがいない僕は空を見た』

第167回直木賞(2022年上半期、日本文学振興会主催)が、窪美澄さんの「夜に星を放つ」(文芸春秋、1,540円)に決まりました。おめでとうございます!

男子高校生と主婦の不倫を描いた「ふがいない僕は空を見た」

窪さんは、44歳のときに2009年「ミクマリ」で第8回R-18文学賞大賞を受賞小説家デビューしたという経歴の持ち主。「性」にまつわる作品を描いてきた窪さんの作品の中でも、私が印象に残っているのは、第24回山本周五郎賞を受賞した「ふがいない僕は空を見た」です。

「ふがいない僕は空を見た」は、アニメの同人誌販売イベントで出会った男子高校生と、コスプレが趣味の主婦との不倫関係を描いた作品。男子高校生と主婦のセックスシーンからはじまり、読み始めからドキドキしたのを覚えています。

赤裸々な性愛描写を織り交ぜつつも、いじめや貧困、姑問題と、それぞれ苦悩を抱えた登場人物たちが、必死にままならない人生を生きる姿が描かれており、2012年には映画化され、話題となりました。小説を読むのが苦手という方は、映画はAmazonプライム・ビデオなどの動画配信サービスでも見ることができます。ご興味あれば、ぜひ見てみてください!

あ、もちろん直木賞を受賞した「夜に星を放つ」も読んでみてくださいね♪

ふがいない僕は空を見た(新潮文庫) 窪美澄